オンラインが強みのNaturecanが日本のCBDの常識を変える

CBDに興味を持って調べると、必ず出てくるNaturecan。商品の種類が豊富で購入しやすい価格であることから初心者でも取り入れやすく、読者の中でも既に愛用者がいるのでは?

今回インタビューしたのはNaturecan Ltd.デジタルマーケティングマネージャーの柿堺さん。

イギリス本社に勤務しつつも日本人ならではの感性を生かし、日本に合ったCBD商品展開とCBDについての正しい理解を広めています。

数年で世界規模に成長したNaturecanの、苦労を強みに変える企業体制、事業内容、日本進出後の更なる課題についてお聞きしました。

柿堺 咲/Naturecan Ltd. Digital Marketing Manager – Japan
カリフォルニア留学時に現地の大麻文化に触れる。
イギリスで転職活動をするなかでNaturecanと出会い入社を決意。
現在はイギリスの本社にて日本向けのマーケティングを精力的に行っている。
目次

健康のサポートができるNaturecanとの出会い

ーー柿堺さんがNaturecanで働こうと思ったきっかけを教えてください。

カリフォルニアに留学していたことがあるのですが、カリフォルニアではヘンプ=体に良いものという認識で、周りの友達も「タバコより全然体にいいから〜」という感覚で使用していました。

私は日本育ちで、ヘンプ=大麻=いけないものという認識だったので、カルチャーショックを受けましたね。

成分としてのCBDというものは後から理解しました。留学当時は大麻=マリファナのイメージで、CBDとTHCの違いなど詳しいことは知りませんでした。タバコにはニコチンの害があることを知らないようなものだったのかなと思います。

 イギリスで働きたくて転職活動している時に弊社を見つけ、留学していたころの経験からCBDに偏見はなく、逆におもしろそうと感じて入社しました。

今、CBD分野で働けて、とてもやりがいのある仕事だと感じています。

というのも、これまでいろんな分野でマーケティングの仕事をしてきましたが、お客様の声をお聞きして、CBDが健康をサポートできる製品だと実感しているからです。

私自身も緊張しやすいタイプなので、緊張しそうな場面では前もってCBDを摂取しています

世界中に広がるNaturecan

ーーNaturecanのご紹介もお願いします。

Naturecanはイギリス発のCBDブランドです。Naturecanは、Myprotein(マイプロテイン)の創始者であるAndy Duckworth(アンディ・ダックワース) と Paul Finnegan(ポール・フィネガン) が2019年5月に立ち上げ、現在は世界60カ国以上で展開しています。

CBDだけでなく、CBG・CBNといった他のカンナビノイドを使った商品の取扱いもあります。また、商品タイプも豊富で、オイル以外にもスキンケア、ボディケア、ベイプ用のリキッドなど幅広く商品を扱っております

ーー創業者のアンディさんは、マイプロテインから、なぜCBDの事業を始められたのでしょうか?

マイプロテインが大きなブランドになってから、てんかんの治療薬としても注目を集め始めていたCBDという成分に興味を持ち、お客様の健康に役に立てるような商品をさらに展開しようと思ったのがきっかけです。

 ーーNaturecanが世界中で拡大できているのも、マイプロテインをいろんな市場で販売してきたノウハウがあるから、というところも関係あるのでしょうか?

おっしゃる通りで、アンディには世界に進出していくノウハウがあります。また、Naturecanの共同創設者であるポール・フィネガンはCBDの事業展開をしており、アメリカに渡って品質にこだわったCBDオイルを作れるような工場を探し出したのも彼で、工場と常に最も密にコミュニケーションをとっています

アンディのブランドを大きくするノウハウと、ポールのCBD製品のクオリティを守るという、この二本柱でNaturecanが育ってきたと思います。

ーーNaturecanという名前の由来は何でしょうか

Naturecanのキャッチフレーズ、“As close to Nature as we can”(できるだけ自然に近い)というフレーズを短くして、Naturecanとなっています。

ーーブランドのコンセプトについてもお伺いしようと思っていたんですけど、まさに名前がコンセプトということですか?

そうですね、できるだけ自然に近い形でというところを大切にしています。 CBDをはじめカンナビノイドが持つ自然の力を借りてるという部分で、Naturecanという名前に全て込められているのかなという風に感じます。

ーーCBDブランドといえばNaturecanが一番に出てくるくらいの知名度ですが、2019年創設というと立ち上げからはそれほど経っていないのに、世界60カ国以上で販売しているというのはすごい成長スピードですね。

ありがとうございます。

日本で商品の展開を始めたのは2020年の7月です。

ーー日本では展開が早い方ですね。

厚生労働省への登録が12カ月くらいかかったという背景があり、 販売自体は2020年7月からなんですけれども、日本への進出は前から計画がありました。

ーー日本にCBD商品を持ってくということは、それだけハードルが高いことなんですね。

そうですね。一番最初は特にハードルが高かったなと思います。

海外からの製品に関しては未だに、抜き打ちでテストもされるというのはよく聞く話です。

ただ、弊社製品は全く問題ないと自負しているので、抜き打ち検査はそれほど大きいことだとは思ってないという雰囲気があります。

世界展開する企業だからこそできるNaturecanの強み

ーー品質と安全性の部分で、御社は自信があるということですね。

はい。第三者機関を通して6段階の検査を行ってます。THCが含まれていたり、成分証明書に偽りがあるというようなことは全くありません

抜き打ちで検査があっても、これは問題ないという自信を持っております。

ーーそれが御社の強みになってるんですね。具体的にどんなタイミングで検査して、6段階はどういうものなのか伺えますか?

Naturecanのテストプロセスとして、


①CBDの含有量、THC濃度の低さ、 農薬の有無、オーガニックであるかの検査(オレゴン州の農業局)

②効能、農薬の検査(IAHオレゴン)

③THCを除去した後の原油も選んで、THCの状況を確認するテスト(IAHオレゴン)

④完成した抽出後のTHC濃度を検査 (IAHオレゴン)

⑤IAHの抽出油について、農薬、微生物、重金属による汚染や、THCレベルを含むカンナビノイドの効能を独自検査(Naturecan)

⑥完成品の微生物検査、重金属検査、THCレベルを含むカンナビノイドの力価検査(米国Naturecan)

という6段階の検査をしており、原料からそれぞれの形態に変わるごとに、THCが完全に除去されているかを検査しています。


日本はまだヘンプに対して悪いイメージを持つ方が多いですし、体に入れるものなので、お客様にご安心いただける製品を作るということを念頭に置いているところが、Naturecanの強みでもあると思います。

ーー安全性の裏には、これだけテストをしてTHCが不検出という結果があるんですね。他の国と比べても基準が厳しい日本でも、ここまで検査をやっていらっしゃるところは、あまりないと思います。

そうですね。安全性においては、自信を持ってお届けできるようなものでないと、日本では特に難しいと思ってます。 

「安全性と品質にこだわってる商品なのに、なんでこんなに安いんだ?」と心配されるお客様もいらっしゃいますが、60か国以上に販売地域を広げてロット数も増えているので、低価格が実現できているんです。品質には問題のない低価格とお伝えしております。

ーー他の世界展開しているCBDブランドさんと比べた時に、どのあたりがNaturecanの強みなんでしょうか?

先ほど申し上げたテストプロセスがあるので、本当に安心していただける品質であること。 あとは商品ジャンルの幅の広さですね。この2点はNaturecanの強みなのではないかなと思っております。

オイルだけで見ても、CBD・CBG・CBNオイルがそれぞれ濃度を4種類以上取り揃え。ベイプリキッドも10種類以上、スキンケア、ボディケア、ペット用のCBDオイルもあります

CBD製品を幅広く取り揃えているので、Naturecanに来ていただければ、きっとご希望の商品が見つかります。

ーーNaturecanの製品はどこで販売されていますか?

基本的には弊社のオンラインストア、楽天とAmazonにも公式ストアがあります


卸売り販売もしているので、小売店さんで販売されていることもありますが、弊社直販としてはオンラインストアです。

ーー日本でNaturecanの公式店舗をオープンする予定はありますか?

今現在はそういった企画はしておりません

アンディはオンラインの力というものを信じています。

社内の話ですが、弊社はオフィスがあっても、基本的にほぼ全員がリモート勤務をしています。そういった形を取っていることからも、オンラインの強さはNaturecanの強みでもあるかなと思います。

実際に店舗を持つことよりも、オンラインの力でいろんな人の手に届くようにしたいというのが、Naturecanの想いです。

セールも定期的に行っていますので、ぜひ公式サイトをチェックしていただけたら嬉しいです。


苦労の経験も強みに変えるNaturecan

ーー日本に入ってきたのが 2020年の7月ということで、CBDの商品を展開するにあたって、難しい部分というのはありましたか?

やっぱり通関に時間がかかるというところですね。成分が確認されることがあったりするのが一番時間がかかってしまうネックですね。

ーー今日本向けに販売されてる商品は、基本的には海外から輸入しているということですか?

ヘンプ農場と工場がアメリカにあるので、そこから商品を送っています

通関に時間がかかるなどの問題を減らすために、現在は原料を輸入して日本で製造ができるように移行中で、少しずつ日本製の商品も増やしているような状況です。

最近販売開始したCBDのエプソムバスソルトや、CBGベイプペン、CBDハーブティーは、日本の工場で作っています。徐々に他の商品も日本製のものを拡大していく予定です。

ーー今後、日本製になるジャンルをお伺いできますか?

本社でも驚かれていますが、日本のお客様にはベイプが人気があります。

弊社のリキッドも、海外での売れ行きと比べると日本での売れ行きが一目瞭然です。

そういった人気商品から、日本製のしっかりした商品を作っていきたいと考えています。

他には、カプセルも今後は日本製のものに移行していきたいなと考えています。

海外製のカプセルは大きめで飲みにくく、日本人の体に合っていないため、飲み込みにくいこともあります。そういう意味でも、日本のお客様に合ってるようなものを作っていきたいですね。

ーーNaturecanでは、どういう原料を使ってらっしゃいますか。

アメリカのオレゴン州のヘンプ農場の原料を使っています。IAHオレゴンという工場を買い取り、自社製造できるようになりました。

ーーすごいですね!原料から製造し販売するところまで全部自社でできるようになったってことですよね。

そうなんです。商品の幅も広がるので、自社生産できることが強みになると思います。

ポールも他のカンナビノイドの可能性に注目していたり、 さらに濃度の高いCBDオイルを作ってみようという話もあるので、更なる商品展開があるのではないかと思います。

CBD業界のトップブランドのNaturecanが描く未来

ーー今後のNaturecanさんの展望をお伺いします。

安心のできるCBD原料を使って、日本のお客様に合っている商品を展開していければなと思っています。 

そのために日本の市場が重要なので、商品展開だけでなく、正しい知識の認知にも力を入れていきたいとNaturecanは思っております。

公式サイト、YouTube、SNSで情報を発信し、CBDを正しく理解してもらえる場になっておりますので、ご覧いただければ嬉しいです。

ーー最後に、読者へ一言お願いします

弊社の商品は安心できる品質であることを自負しています。CBDを使ってみるかどうか迷っている方はぜひNaturecanの商品でCBDを始めてみてはいかがでしょうか。

CBDオイルに関しては、5%の低濃度のものから40%まで現在は6種類の段階でご用意があります

さらに、Naturecanでは高濃度CBD、CBG、CBNオイルやCBDと他カンナビノイド混合のオイルもありますので、使い慣れた方も、自分に合った商品が見つけられると思います。

摂取方法やお悩みに合わせて選べる商品を幅広くご用意しておりますので、ぜひ一度ウェブサイトにいらしていただけると嬉しいです。

Naturecanのホームページはこちら!
https://www.naturecan.jp/

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