体に様々な効果が期待される成分のCBD。価格が高く、なかなか気軽に試せないと思っている方は少なくないはず。そんな方はスキンケアからCBDを取り入れてはいかがでしょうか。
今回インタビューしたのは、株式会社RADの宇野さん。RADでは、CBDの肌トラブルを緩和する働きに注目し、スキンケアとCBDを掛け合わせ、次世代スキンケアブランド『RITTO』を展開しています。
RITTOの開発や販売におけるこだわりや苦労のエピソード、今後の展望をお伺いしました。
次世代スキンケア「RITTO」が生まれた理由とは
ーー株式会社RADはどのような事業をされていますか。
親会社(マーケットクリエイティブ株式会社)は、ものづくりが出来るデザイン会社で、その中で弊社は、美容に特化した事業を展開しています。
デザイン会社としてのブランディング経験と、企画プロデュースのノウハウを活かし、最高の商品に、女性に向けた『かわいい』の価値観をプラスした、コスメ関連商品の開発をしています。
事業内容としては、化粧品や雑貨の卸やネットショップ、展示会でイベントブースやPOPUP等のデザイン、設計、施行、販促等も行っております。
ーー「RITTO」を立ち上げたきっかけはどのようなものですか?
化粧品業界は長いのですが、今まで自社製品はありませんでした。ノウハウを活かした商品開発をするときに、「ストレスを抱えながら生きている人が多い現代で、美容面でストレス緩和にアプローチできる製品を作りたい」と考え、ROTTOが生まれました。
会社だけでなく、学校や家庭でのストレスなど、子どもから大人まで幅広い世代がストレスに晒されています。
ストレスがかかると肌トラブルも起きやすく、まずはスキンケアで改善できないかと考えますよね。
CBDは肌に潤いを与え、健やかに保つ成分でもあり、緊張を和らげる働きもあるといわれています。
CBD配合のコスメがあれば、にきびや吹き出物のケアと、日々のスキンケアでリラックスできる製品になり、ストレス緩和のお手伝いができるのではないかと考え、開発に至りました。
ーー「RITTO」というブランド名にはどのような想いが込められていますか。
『少し』を表す英語の『リトル』からきています。
ブランドコンセプトを『ほんの少しのこだわりと新しさで日常が変わる』と掲げており、『ほんの少し』取り入れることで、ストレスフリーで自分らしく過ごせるアイテムにしたいという想いを込めて、『RITTO』としました。
苦労を強みに変え、認知の壁を乗り越えるCBDとRITTO
ーーCBDを商品に使うことに、抵抗感はありませんでしたか。
CBDは体にとって様々な効果が期待される成分なので、法に触れないTHCフリーの商品ならば、大丈夫だと思っています。
しかし、CBDに対する認知はまだ広がっていない現状で、正しく理解されるのか、ユーザーに受け入れてもらえるのかという不安はありました。
ーーブランド展開において大変だったことや苦労したエピソードはありますか?
法改正の兆しがあるとはいえ、現状ではタイミングがはっきりしていません。
そのため、CBDと聞いて断られてしまったり、法改正が行われるまで取り扱いはできないという小売店も多く、販売ルートの展開に苦労しています。
ーーそのような中で、どのようにプロモーションしていますか。
GoogleではCBDの広告を出せないため、その分、店頭でのPRに力を入れています。
新商品が出ても存在に気づかれないまま消えていく、良い物を作るだけでは売れない現代で、商品に+αの価値を見いだし、商品を知ってもらう場を作っています。
具体的には、ターゲットをしっかり決め、店内で目立つ位置に商品を配置してもったり、陳列棚をLEDなどで装飾するなど、ノウハウを活かしたプロモーションを行っています。
良い物を日常に。RITTOのこだわりと強みとは
ーーCBD原料の選び方やこだわりについてもお伺いしたいです。
アイテムによって、CBD原料の産地が異なり、特にフェイスマスクはスロベニア産のオーガニックCBD原料を使用しています。
フェイスマスクは、日常使いの美容液やローションよりも、スペシャルケアとして利用されます。そのため、スロベニア産の高品質なものを使用して、よりCBDを体感できる製品になっています。
ーーRITTOのCBD商品の強みとはどのような部分でしょうか。
一番の強みは、「手に取りやすいCBD」ということです。
自社生産によってコストカットを実現し、2,000円前後で商品を販売しています。RITTOの全アイテムを揃えても、1万円もしないプチプラ価格でCBDコスメが揃えられます。
CBD商品は単価が高い中で、RITTOは「その価格なら試してみたい」と思えるお求めやすい価格、CBD感を抑えて、『かわいい』を表現した、手に取りやすいデザインで、CBD初心者の方が、始めるきっかけになる商品だと思います。
メインターゲットはZ世代でしたが、実際は、CBDに興味を持った幅広い世代に購入いただいています。
ーーRITTOの商品はどこで買えますか?
オンラインはQoo10、店頭ではドン・キホーテ、ヨドバシカメラ、一部ドラッグストアやバラエティーショップで販売しております。
ーーよく売れる商品は何ですか?
「RITTO CBD CREAM」です。容量も多く、マルチユースできるので人気があります。
クリームというとベタつきが気になりますが、RITTOのCBDクリームはすーっと肌になじむので、季節を問わず乾燥対策できると評判です。
厳選された5種の植物由来成分も配合していて、香りもよいのでリラックスタイムにもおすすめです。
使用部位、季節、日常、あらゆる面でマルチユースできるクリームになっています。
RITTOが描くCBDの未来
ーーこれからのブランドの展望はどのように考えていますか。
CBDはまだまだ認知度が低いため、正しい理解と安全性のある製品で、メーカーが市場を広げていかなくてはならない状況です。
その中で、ニーズを把握し、市場に合わせた商品開発をして、バスボムやリップなど、手軽に取り入れやすい製品を増やし、ブランドをさらに広げていければと考えています。
ーー最後に、読者へ一言お願いします。
CBDはスキンケアにおいても、ストレス緩和においても、様々な効果が期待できる成分として注目されています。
RITTOはTHCフリー、お手頃価格で気軽にお試しできる製品なので、店頭で見つけてお試しいただけたら嬉しいです。