CBDグミの効果感じやすい食べ方は?摂取量や食べるタイミングは?

CBD製品には様々な形態の商品があります。
CBDオイルやCBDリキッドのように摂取するのにある程度コツを要する製品もあれば、CBDグミやCBDチョコレート、CBDビールのような普段口にする食品と同じように摂取できる製品もあり、個人の目的や好みに合わせて購入できようになっています。

最近、「CBDを身近に感じる、購入しやすい」と人気が高まっているのは、食品のように摂取ができるCBD製品です。

中でもCBDグミは、大麻草独特の味やにおいがあまりないことや、おいしく、かつ手軽に食べられること、また、見た目のかわいらしさなどから、CBDの初心者に特に注目されています。

この記事を読んでいる方の中にも、CBDグミなら気軽に試したいと思っている方がいるのではないでしょうか。
しかし、気軽に試せるとは言え、CBDグミもCBD製品の一つであるということから、食べ方や適切な量などを、摂取前にきちんと確認しておきたいというのが正直なところだと思います。

この記事では、CBDグミの食べ方を中心に取り上げていきます。
・効果を得るためには一般的に売られているお菓子のグミと同じように食べても良いのか
・どのタイミングでどのくらいの量を食べればよいのか
・効果はどれくらい持続するのか

などについて説明していきます。

目次

CBDグミの食べ方は普通のグミと同じ?効果を感じやすい食べ方とは?

CBDグミは通常、口で食べて摂取します。
摂取するのに特別なコツも、器具も必要なく、普通のグミと同じように噛んで飲み込むだけなのでとても簡単です。

もう一つの摂取方法として、グミを舌の下に置いてゆっくり溶かしながら摂取する方法もあります。

舌下から摂取する方法は、普通のグミでは行いませんし、グミを溶かすのに時間もかかります。
そのため、食べるよりもかなり摂取しにくいと感じる人が多いです。

CBDグミにはこのような2つの摂取方法がありますが、実は摂取しにくいとされる舌下からの摂取の方が、食べて摂取するよりもCBDの効果を感じやすい摂取方法と言えます。

なぜ舌下から摂取すると効果的なのか、その2つの理由について見ていきましょう。

舌下から摂取した方が「吸収が早い」

舌の裏側には大きな血管があります。
舌下から摂取されたCBDはその血管から吸収され、すぐに血管に入り、身体全体に広がっていきます。

それに対してCBDグミを口から食べて摂取すると、CBDは血管に入る前に、食道、胃、小腸、肝臓などを通らなければいけません。
つまり、口からCBDを摂取すると吸収されるまでそれだけ時間がかかるということです。

舌下からの摂取は、医薬品でも用いられることがあります。

例えば、心臓の発作時に使われるニトログリセリンという薬は、発作をできるだけ早く止められるように舌の下から投与することになっています。
ニフェジピンという血圧の薬も、血圧をいち早く下げなければいけない時は舌下から投与することがあります。

CBDグミは決して薬ではないですが、同じようにCBDグミも舌下から摂取した方が吸収が早いと考えられます。
そのため、CBDの効果が早急に欲しい場合には、舌下からの摂取がおすすめです。

舌下から摂取した方が「吸収率が高い」

舌下からの摂取の際に、CBDは舌の裏の太い血管から直接吸収されますが、口から食べて摂取する場合は、血管に入る前に肝臓を通ることになります。

肝臓には、代謝と呼ばれる作用があります。
これは、身体の中に入ってきた食べ物や薬剤、アルコールなどをエネルギーに変換したり、解毒したりするために分解する作用のことです。

この肝臓の代謝作用により、口から食べて摂取したCBDは、血管に入る前に一部代謝・分解されます
その結果、舌下からの摂取に比べて吸収されるCBDの量が減ってしまうのです。

CBDグミを食べて摂取しても、効果がなかなか出ない場合は、CBDの吸収が不十分なことが原因かもしれません。
そのような時は、吸収率の高い舌下での摂取を試し、効果が出るか様子を見てください。

CBDグミを食べるタイミングはいつ?

CBDグミを食べるべきタイミングは、個人の目的や摂取方法によって違います。

例えば、不安なく一日の始まりを迎えたいときは、朝起きてすぐCBDグミを食べることをおすすめします。

会議やイベントなどの緊張を和らげたいときや、睡眠の質を良くしたいときは、
・口の中で溶かしながら食べる舌下摂取であればイベントや寝る時間の20~30分前に摂取
・噛んで食べるときは、イベントや寝る時間の1時間くらい前に摂取
すると、CBDの効果をタイミングよく感じやすくなります。

CBDグミの摂取量は?適量ってどのくらい?

CBDグミは、お菓子感覚で食べやすいことから、つい食べ過ぎてしまいやすいという特徴もあります。
CBDグミを食べてはみたものの、どのくらいの量が適量なのか分からないと心配になる人も中にはいるのではないでしょうか。

実は、CBDグミの適量は、個人や個人の目的、摂取方法によって変わってくるというのが実際のところです。
そのため、CBDグミを試す時にはまず、自分にとっての適切な量を知るところから始めてほしいと思います。

最初に、CBDグミを舌下から摂取するのか、または食べて摂取するのかを決めましょう。
その上で少量から始めると自分にとっての適量を見つけやすいです。

グミは半分に切ることもできるので、まずは半分の量から始めてみてください。
効果が出なければ、少しずつ様子を見ながら量を増やしていきます。

効果を感じ始めた量が、その人にとっての適切な量です。

CBDグミを食べる量を増やしていっても、効果が全く感じられないという場合は、舌下からの摂取に切り替えて変えてみてください。
舌下からの摂取の方がCBDの吸収率が上がるため、効果を感じやすくなるかもしれません。

CBDグミの効果はどのくらい持続する?

CBDグミの効果は、通常4〜6時間持続すると言われています。
CBDの効果の持続時間を知り、自分の目的に合わせてCBDグミを摂取すれば、必要時に効果を感じることができます。

例えば、リラックスする目的で、朝にCBDグミを摂取し、その後も継続的にリラックス感を味わいたいということならば、摂取してから4〜6時間後を目安にCBDを再度摂取すると効果時間を持続させることができます。

プレゼンテーションなどで緊張を和らげたいときは、CBDグミの効果が4~6時間続くことと、CBDの効果が現れるまでの時間(30分から1時間)を逆算して、プレゼンテーション時にCBDの効果が出るようにCBDグミを摂取すると良いでしょう。

ただし、効果の持続時間はCBDグミの摂取量にもよるので、必ずしも4〜6時間で効果がなくなるというわけではありません。

摂取量が多ければ、効果が長持ちする可能性が高いですし、少なければ、持続時間は短い傾向があります。
自分の適量で、CBDグミの効果がどのくらい持続するか観察しておくこともとても重要です。

CBDグミを買うなら日本製?海外製?

CBDグミは、日本製の物と海外製の物があります。
購入する際に、どちらを選べばよいのか迷うことがあると思いますが、まず安全を確保するために、日本製でも海外製でも信頼できるメーカーの製品を選ぶことが何より大切です。

悪質なCBD製品には違法な成分や有害な不純物が混ざっている製品も存在しているので、口コミや製品の質は必ずチェックしてください。
品質が良いCBDグミであれば、海外製でも日本製でも基本的には問題ありません。

ただし、海外製と日本製のCBDグミにはいくつか特徴に違いがあります。
個人の好みによって選ぶべき製品が変わってくるので、海外製と日本製のグミの一般的な差をご紹介したいと思います。

1.噛み応えに違いがある

まず日本製と海外製の違いでよく言われているのが、噛み応えの差です。

海外製のグミは日本製よりもやわらかめに作られていることが多いため、日本人が良く口にするグミの食感とは違うと感じる人も多いと思います。
海外製のグミはソフトキャンディーの食感に似ているという人もいます。
歯ごたえがあるグミが好きな場合には日本製がおすすめです。

噛みごたえの他に、海外製のグミのにおいに違和感があるという日本人も多くいます。

CBDグミには、大麻草独特のにおいはありませんが、海外製のグミは、グミ独特のにおいがすることがあります。
海外の人は、「グミと言えばこのにおい」だと思うのでしょうが、日本人にとってはあまり良いにおいではないと感じることも多いです。

全ての海外製のCBDグミにグミ独特のにおいがついているわけではありませんが、海外のお菓子のにおいが苦手な方は、初めから日本製のグミを購入した方が安心かもしれません。

2.色や着色料に違いがある

もう一つ、多くの日本人が良く気にするのは、着色料の問題です。

海外製のキャンディー類を想像するときに、どぎつい色のものを思い浮かべる人もいると思いますが、海外製のCBDグミも色の派手なものが沢山出回っています。

どぎついいろの食品はあまり食べたくない、食べる気がしないという方は日本製のCBDグミを選んでください。

まとめ

今回は、CBDグミの食べ方や摂取するタイミング、適量の見つけ方などを説明してきました。

CBDグミの摂取方法は、噛んで飲み込む方法と、舌下で溶かして舌の裏の血管から吸収させる方法との2つの方法があります。
舌下での摂取は、嚙んで飲み込む摂取よりも手間がかかりますが、吸収がより早く、吸収率も高いという利点があります。

CBDグミを食べるタイミングは、目的や摂取方法によって違います。
食べて摂取する場合には、CBDの効果は約1時間後に現れ、舌下での摂取であれば20~30分後に現れると言われています。
効果を得たい時間帯に合わせて計算し、CBDグミを摂取してください。

CBDグミは、少ない量から始めて少しずつ増やしていくことで、自分にとっての適切な摂取量を見つけることができます。
CBDグミは半分にちぎることができるので、まずは半分から始めてみると良いでしょう。

CBDグミの効果は4〜6時間持続すると言われています。
ただし、摂取量が多い時にはより長い時間効果が持続する傾向にあり、摂取量が少ない時には持続時間は短くなることが多いです。

CBDグミは、日本製と海外製が販売されていますが、品質さえ良いことが確認できれば、基本的にどちらの製品でも安心して摂取することができます。

好みの問題で、噛み応えがあるほうが良い、グミ独特のにおいが嫌い、どぎつい着色料を食べたくないという場合には日本製のCBDグミがおすすめです。

この記事を書いた人

安藤 恵美のアバター 安藤 恵美 薬剤師/臨床試験コーディネーター

星薬科大学薬学部を卒業後、薬剤師国家免許を取得。横浜市の大型総合病院の薬剤部で、調剤・服薬指導業務を学んだあと、薬剤師や臨床試験コーディネーターとして勤務しながら、医療機関のソフトウェア開発やグラフィックデザインなどにも携わる。
結婚を機にアメリカにわたり、CBDについて知る。その後CBDを実際に試しながらCBDについて学ぶ。

現在は医薬品、サプリメントについて等、ヘルスケアに特化した薬剤師ライターとして活躍。同時に医療コンサルタントとして、オンラインで健康相談も行っている他、Webデザイナー、グラフィックデザイナーとして、企業やコミュニティーからの仕事も行っている。

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