CBDクッキーとは？違法？効果的な摂取方法・おすすめ商品を解説！

2023年10月26日2023年10月27日

CBD（カンナビジオール）とは、今世界中で注目されている大麻草の成分の一つです。

大麻草と聞くとハイになったり、中毒になったりするイメージがある方が多いですよね。大麻草には非常に多くの種類の成分が含まれています。ハイになる作用や中毒性がある大麻草の違法成分は、THC（テトラヒドロカンナビノール）と呼ばれる成分で、CBDとは全く別物です。

CBDは、安全性が高いことがすでに証明されています。THCのようなハイになる作用や中毒性は一切ありませんし、もちろん合法で所持や使用ができます。

CBDが今なぜ多くの人から注目されているのでしょうか。その最大の理由は、CBDは安全性が高い上にさまざまな健康・治療効果が期待されているからです。普段の生活をより快適にするためにCBDを日常に取り入れているという人もいますし、医薬品では効果がない症状の改善を期待してCBDを摂取している人もいます。

今CBD製品は数多くの種類が販売されています。「CBDの恩恵を期待してCBDを取り入れてみたいけれど、実際どの製品を選んだらよいのか分からない」という人もいるのではないでしょうか。

口から摂取するCBD製品では、CBDオイルやCBDベイプなどが有名です。また、CBD初心者や、CBDを気軽に取り入れたい人などには、お菓子のようにおいしく摂取できるCBDクッキーやCBDグミがおすすめです。

今回は、CBDクッキーについて解説します。CBDクッキーの人気商品や、CBDクッキーのレシピなども紹介していきます。

CBDクッキーとは？

CBDクッキーとは、CBDが入ったクッキーのことです。見た目は市販されているクッキーと同じですが、CBDが入っているため、さまざまな研究で報告されているCBDの健康改善効果が期待できます。

CBDクッキーは、普通のクッキーのようにおいしく、かつ手軽にCBDが摂取できるとして人気があります。

CBDクッキーのメリットは、手軽さだけではありません。CBDをクッキーに配合することで、CBDをそのまま摂取するよりも吸収率が少し上がることも知られています。

CBDは油に溶けやすく、水には溶けにくい性質があります。私たちの身体は水でできているため、CBDを結晶のまま摂取すると吸収されにくくなってしまいます。しかし、油分を含むクッキーに配合することで、CBDが溶けやすくなり、身体への吸収率や有効性が高まるといわれているのです。

CBDクッキーはさまざまな種類が販売されています。代表的なものの特徴をそれぞれ見ていきましょう。

・CBDチョコレートチップクッキー：チョコレートチップとCBDが入ったクッキーです。チョコレートの味わいを楽しめるとともに、CBDのリラックス効果や不安を軽減する効果、痛みの緩和効果などが期待できます。

・CBDオートミールクッキー：オートミールとCBDが入ったクッキーです。オートミールが含まれているため食物繊維が豊富で、食べ応えがあるのが特徴です。オートミールで満腹感が増すため、ダイエットにおすすめされています。また、ダイエットの妨げとなるストレスや不眠の改善効果がCBDに期待できるため、より効果的なダイエットができる可能性が高いです。

・CBD抹茶クッキー：抹茶とCBDが入ったクッキーです。CBDに期待されているリラックス効果、抗不安効果、痛みの緩和効果などに加え、抹茶のカテキンによる抗酸化作用や抗ウイルス作用も期待できます。

・CBDピーナッツバタークッキー：ピーナッツバターとCBDが入ったクッキーです。ピーナッツバターにはタンパク質と食物繊維が豊富に含まれています。クッキーには砂糖が多く含まれていることがあるため、食べ過ぎには注意しなければいけませんが、ピーナッツバターには中性脂肪や悪玉コレステロールを下げて、生活習慣病を予防する効果があるといわれています。そのため、適度な量を食べることをおすすめします。ピーナッツバターとCBDを一緒に摂取することでさらなる健康効果が期待できるでしょう。

CBDクッキーは違法？

CBDクッキーは違法ではありません。合法で購入・摂取することができます。

大麻の成分で違法になるのはTHCと呼ばれる成分です。THCは、ハイになる作用や依存性、中毒性があることから大麻取締法で規制されています。

しかし海外の国や州の中には、THCも合法で扱うところもあります。そのため、海外ではTHCが入っているCBD製品が普通に販売されていたりします。

CBDクッキーも例外ではありません。たとえば、フルスペクトラムという大麻草のすべての成分を抽出して作られた海外製のCBDクッキーには、THCが含まれています。

海外製のTHCが入っている製品が日本で販売されている可能性があるということには注意が必要です。大手のメーカーや、第三者機関に検査依頼している信頼できるメーカーが販売するCBDクッキーなら心配ありませんが、個人輸入でネット販売している製品などには注意が必要です。

CBDクッキーは、見た目はクッキーでもTHCが検出されたら違法になります。海外の製品で「THCが0.3％未満しか入っていない（Less than 0.3％THC）」と書いてある製品がありますが、たとえ0.3％未満でもTHCが検出されている時点で日本では違法の製品です。

CBDクッキーを購入する際は必ず、信頼できるメーカーかどうか、第三者機関による検査結果をきちんと公表しているかなどをチェックし、THCフリーの商品であることを確認してから購入するようにしてください。

THCフリーであればCBDクッキーは合法なので、安心して食べられます。

CBDクッキーに期待されている5つの効果

CBDクッキーにはどのような効果が期待できるのでしょうか。CBDクッキーに期待できる5つの効果について見ていきましょう。

1.不安の軽減・リラックス効果

CBDには不安を軽減する効果があるといわれています。

2011年の海外の研究では、CBDが人前でのスピーチの不安を減らしたことが報告されました。

2020年の海外の研究では、CBDが脳内のセロトニン受容体に作用することが示唆されました。セロトニン受容体が刺激されると、リラックス性の神経である副交感神経を活性化したり、緊張性の神経である交感神経を抑制したりします。その結果、身体にはリラックス効果やストレス軽減作用があらわれます。

これらの研究結果から、CBDクッキーを食べるとCBDによる不安の軽減やリラックス効果が期待できるといえます。

2.痛みの軽減効果

CBDには痛みを軽減させる効果があるといわれています。

2019年の海外の研究では、慢性的な痛みを抱えた患者にCBDを摂取させたところ、半数以上の患者が8週間以内に痛み止めであるオピオイドの減量または中止をすることができました。また、94％というほぼ全員の患者が生活の質が向上したと報告しました。

CBDは慢性疼痛などの身体の痛みを軽減する可能性があります。CBDが入っているCBDクッキーも同じ効果が期待できるといえます。

3.睡眠の質の向上効果

2019年に行われた海外の研究では、CBDを摂取した66.7％の患者の睡眠の質のスコアがCBDを摂取してから1か月以内に改善したことが報告されました。

CBDクッキーは睡眠の質の向上や不眠症の改善効果が期待できます。

4.疲労回復効果

CBDには疲労回復効果があるとされています。

人は、炎症や酸化が身体の中で起こることによって疲労を感じます。2020年の海外の研究では、CBDには抗炎症作用と抗酸化作用があり、疲労を軽減することが報告されました。

CBDクッキーを食べることで、CBDの抗炎症・酸化作用があらわれ、疲労回復をサポートできることが期待できます。

5.集中力持続効果

CBDには、集中力を持続させる効果があるとされています。

2022年の海外の研究では、ADHDの患者の注意力の改善が示唆されました。

CBDは抗不安効果やリラックス効果をもたらすことで、気が散る状態を減らして集中力を持続させる効果がある可能性があります。

CBDクッキーのメリット・デメリット

CBDクッキーのメリットとデメリットを見ていきましょう。

CBDをクッキーで摂取するメリット

CBDのメリットを２つ紹介します。

手軽に摂取できる

CBDクッキーは、市販されているお菓子のクッキーと同じように好きなタイミングで手軽に摂取することができます。

CBDオイルのように摂取時に舌を持ち上げて滴下する必要はありませんし、CBDベイプのように器具の使い方のコツが必要だったり、摂取する場所を選んだりする必要は基本的にありません。

また、クッキーを割って量を調節して摂取することも可能です。

おいしく摂取できる

CBDクッキーは、味を楽しめることもメリットの一つです。

CBDオイルなどの製品の中には、麻特有の味がする製品もあります。麻の風味を消すために、ミントなどのフレーバーが付いている場合もありますが、やはり人によっては苦手な味だと感じることも多いです。

CBDクッキーは、チョコレートチップやピーナッツバターなどお菓子のクッキーと同じようにおいしく食べることができます。また、味の種類も豊富なので、飽きたら別の味を購入して楽しむのもよいでしょう。

CBDをクッキーで摂取するデメリット

CBDをクッキーで摂取することのデメリットを2つ紹介します。

吸収率が低い

CBDクッキーはCBDオイルなど吸収率の高い製品と比べてしまうと、CBDの吸収率は低めです。

CBDオイルは、舌下摂取という舌の裏側の太い血管からCBDオイルを吸収させる方法で摂取します。それに対してCBDクッキーは飲み込んで摂取をします。

口から飲み込んだCBDは、血管に入る前に胃や小腸、肝臓を通ります。すると肝臓でCBDの一部が分解されてしまうため、血管に入るCBD量が舌下摂取よりも少なくなってしまうのです。

CBDを舌下摂取すると13〜35％が身体に吸収されますが、経口摂取をすると4〜20％しか吸収されないというデータもあります。

吸収率が低いと、CBDの効果を体感しにくくなることにつながります。吸収率の低さはデメリットの一つです。

糖質・カロリーが高い

CBDクッキーには糖質が多く含まれていることや、カロリーが高いこともデメリットの一つです。

リラックス効果を得るために頻繁に食べてしまうと、血糖値が想像以上に上がっていたということもあるかもしれません。

CBDクッキーの中には、砂糖を使用していないものや低GIのものも販売されています。糖質をあまり摂りたくない方は、砂糖不使用のCBDクッキーや低GIのものを選ぶとよいですよ。

CBDクッキーの効果的な食べ方

CBDクッキーを食べてもなかなか効果が体感できないという人もいるでしょう。そこでCBDクッキーの効果を体感しやすくするための効果的な食べ方を紹介していきます。

噛んですぐ飲み込まず口の中で溶かすように食べる

CBDクッキーを噛んですぐ飲み込まずに、口の中で溶かすように食べてみましょう。

クッキーをすぐに飲み込んでしまえば、CBDが血管に入る前に肝臓を通るため、一部分解されてしまいます。しかし、口の中にクッキーをしばらく入れておけば、CBDの一部を舌の裏側の太い血管に直接吸収させることが期待できます。

つまり、CBDオイルを舌下摂取するのと同じような吸収率でCBDを摂取できることが見込めます。

事前に食事を済ませておく

事前に食事をすることでCBDクッキーの吸収率を高めることが期待できます。食事に含まれている油分がCBDクッキーのCBDをより効率よく溶かし、吸収することができるためです。

また、食後に摂取することで肝臓でのCBDの分解を抑えることができることも分かっています。

さらにCBDは空腹時に摂取すると、吐き気や下痢などの副作用を起こしやすいことも知られています。食後にCBDを摂取することで、副作用が起こるリスクを下げることも期待できるでしょう。

効果を得たいタイミングから逆算して食べる

CBDクッキーの効果の発現時間は、およそ30分から2時間後だといわれています。

CBDクッキーを食べてすぐに効果があらわれるわけではありません。効果を得たい時間帯に摂取してもタイミングが合わず、効果を感じにくい可能性が高いです。

CBDの効果を体感しやすくするためには、効果を得たいタイミングから逆算して摂取の時間を決めましょう。

CBDクッキーを食べる際の注意点

CBDクッキーを食べる際の2つの注意点について説明します。

適量を食べる

CBDクッキーはどのくらい食べたらよいのかについて書いてありません。そのため、自分に必要なCBD量（効果を体感する最低用量）を見つけることが大切です。

必要な摂取量よりも少ない量を摂取していると、なかなか効果を体感できませんし、過剰に摂取し過ぎると、糖分の摂りすぎになったり、副作用のリスクを高めたりしてしまいます。

まず一日CBD10〜30mgくらいの少量から始めてみてください。その用量で効果があれば、それが自分に適切な用量ということになります。

効果が出なければ、CBDクッキーを小さく割って調節し、少しずつCBD量を増やしてみてください。効果が出始めた用量が、自分にぴったりのCBD用量です。

薬を服用している場合は食べる前に医師・薬剤師に相談する

CBDの安全性が高いことは確認されていますが、医薬品と相互作用を起こす可能性があることが知られています。

相互作用は、CBDがある種の医薬品を解毒する酵素のはたらきを阻害することによって起こります。

相互作用が起きると、服用している医薬品の作用を強めてしまったり、身体の中に医薬品を必要以上にとどめてしまったりするかもしれません。

CBDは全ての医薬品と相互作用を起こすわけではありません。一緒に摂取しても問題ない医薬品もあります。

服用している医薬品がある人は、CBDクッキーを購入する前に医師や薬剤師に、服用している医薬品とCBDが相互作用を起こさないかを確認して下さい。

CBDクッキーのカンタンな作り方・レシピをご紹介！

CBDは麻特有の苦みがあるため、人によっては好みの分かれる風味を持っています。しかし、継続的に取り入れるものであれば、なるべく美味しくポジティブに摂取したいですよね。そんな時、市販のオイルでCBDクッキーを手作りすれば、フレーバーや大きさなども自分で調整することもできます。CBD濃度も自分で調整できるので、市販のクッキーに慣れてきた人は手作りもおすすめです。

ただ、CBDの働きを最大限得るために注意しなければいけない点がいくつかあるので、レシピと一緒に確認していきましょう。

CBDクッキーを作る時の3つの注意点

CBDクッキーを作る際に最も注意しなければいけないのは、CBDの働きを弱めないようにすることです。

以下のポイントに気をつけてCBDクッキーを作りましょう。

1. 180℃以下の加熱で焼くこと

CBDは高温に弱く、180℃以上の熱を加えると成分が破壊されるおそれがあります。クッキーをオーブンで焼く時には、180℃以上の高温を避けて作りましょう。

2. CBDオイルの分離に注意すること

CBDはオイルや粉末などさまざまな種類がありますが、クッキーを作る場合はCBDオイルが最も手軽で簡単です。オイルは水と分離する性質を持つため、材料を混ぜ込む時に注意しましょう。

3. おすすめフレーバーはチョコ・ナッツなど

CBDは無味無臭ではないので、使う材料によっては相性の悪いものもあるでしょう。チョコレートや抹茶、紅茶、ナッツ系であれば美味しく出来上がるので、ぜひ試してみてください。

これらのポイントを押さえた上で、さっそくCBDクッキーを作ってみましょう。

CBDクッキーのレシピ

材料（大サイズ10～13枚分）

バター 60g
ココナッツオイル 20g
砂糖 80g
卵 1個
薄力粉 140g
重曹小さじ1
チョコチップ 60～80g
CBDオイル 1回分（1回分＝体重 60kgで15～30mg）

CBDクッキーの作り方

オーブンを160℃で余熱しておく
バターを常温に戻してクリーム状になるまで泡立て器で混ぜる
CBDオイルとココナッツオイルを②に入れてしっかり混ぜる
砂糖を2～3回に分けて加えながら混ぜる
卵も4と同様に混ぜる
ヘラに持ち替えたら5に薄力粉と重曹を加えてさっくり混ぜ、チョコチップを加える
天板にクッキングシートを敷き、大きさが均等になるように並べる
約15～20分焼く

CBDクッキーについてよくある質問

日常生活に手軽にCBDを取り入れられるCBDクッキー。市販のもので試してみた後は、手作りして自分の好みに寄せてみるのもいいですね。

最後に、CBDクッキーについてのよくある質問もまとめてみました。CBDの取り扱いを学び、安全にCBDの効果を実感してみてください。

CBDクッキーは子供でも食べられる？

CBDは幅広い年齢にメリットがある成分で、未成年であっても使用可能です。

しかし、摂取量は大人であっても注意しなければいけません。CBD摂取による体の反応は個人差が大きいため、体感が得られる量を言い切るのは難しいと考えられています。

まずは少量から試して、思ったような反応が得られない場合は、少しずつ量を増やしてみるといいでしょう。CBDクッキーは含有量もそれほど多くないので、子供でも試してみやすい商品です。

CBDクッキーは1日にどのくらい食べてもいい？

CBDは1日2回摂取することから推奨しており、体重 60kgの健康な成人であれば、1日の摂取量の目安は1回当たり15〜30mgです。商品によって異なりますが、クッキー1枚当たり10〜25mgのCBDが含有されている場合、1日2〜4枚程度がいいでしょう。商品によって濃度が異なる場合もあるため、注意してください。

過剰摂取による健康上の害は報告されていませんが、裏を返せば未だ安全性が解明されていないともいえます。指定の摂取量・摂取方法をきちんと確認してから使用しましょう。

CBDクッキーは体に害はないの？

CBDクッキーに含まれるCBDは安全性の高い成分です。日本に流通しているCBDは厳しい審査に合格したものなので、CBDクッキーも同様、体に害はないと考えて大丈夫です。

ただ、妊娠中・授乳中の摂取による影響は明らかになっておらず、確実に安全とはいい切れないのが現状です。安全性が確認されるまでは、CBD摂取は控えたほうがいいでしょう。

【参考資料】
CBD（カンナビジオール）を含有する製品について：厚生労働省

この記事を書いた人

welly

内容量	12枚
CBD配合量	1枚当たり25㎎
フレーバー	3種類（ダブルチョコレート味・チョコレートオレンジ味・抹茶味）

内容量	5枚
CBD配合量	1枚当たり15mg
フレーバー	2種類（ピーナッツバター・アールグレイ）

内容量	3枚
CBD配合量	1枚当たり20mg
フレーバー	4種類（オリジナル・ほうじ茶・抹茶・アールグレイソルティナッツ）

ブランド名	Kururi × Earth laboratory
商品名	It’s me
内容量	7粒
味	ココナッツシュガー
全配合成分	アーモンド粉、有機エクストラバージンココナッツオイル、有機ココナッツシュガー、米粉(新潟県産)、馬鈴藷澱粉(北海道産)、有機メープルシロップ、有機ヘンププロテイン、有機ヘンプシード、有機メープルシュガー、カンナビジオール、塩 /ベーキングパウダー(アルミフリー)
CBD配合量	1粒あたり70mg含有
CBDの製法	アイソレート
成分分析書（CoA）の有無	有